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第107回薬剤師国家試験 問340(実践問題) 食中毒

6月に健康サポート薬局の薬剤師が地域住民を対象に健康相談会を開催したところ、参加者から食中毒に関する質問が多く寄せられた。その質問に対して薬剤師は衛生管理を含めた助言を行った。その内容として、適切なのはどれか。2つ選べ。

  1. 下痢が続いている間は、経口補水液の摂取を控えてください。
  2. 鮮度が落ちたサバ等の青魚を食べると、じん麻疹などのアレルギー症状がでるので注意してください。
  3. サルモネラ菌による食中毒を予防するため、十分に加熱調理しましょう。
  4. 腸管出血性大腸菌O157は、食品を一度冷凍・自然解凍することで死滅させることができます。
  5. 特に夏季はノロウイルスが原因となる食中毒が多いので、貝類を食べるのは控えてください。

解答・解説

解答
2、3 

解説
1 誤
下痢が続いている場合、体内の電解質や水分が失われることがあるため、糖分、電解質を含む経口補水液を摂取するように促す必要がある。

2 正
鮮度が落ちたサバ等には、ヒスチジンの脱炭酸反応により生じるヒスタミンが多く含まれている。そのため、鮮度が落ちたサバ等の青魚を食べると、じん麻疹などのアレルギー症状が現れることがあるので注意する必要がある。

3 正
サルモネラ菌は感染型食中毒を起こす菌であり、加熱により死滅するため、サルモネラ菌による食中毒を予防するために加熱調理することは有効である。

4 誤
腸管出血性大腸菌O157は、食品を冷凍しても死滅しない。

5 誤
特に冬季(11月〜3月)はノロウイルスが原因となる食中毒が多いので、貝類を食べる際にはしっかり中心部まで加熱する必要がある。

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