不整脈治療薬の作用機序について正しいのはどれか。1つ選べ。
- ニフェカラントは、心筋のNa+チャネルを選択的に遮断するが、不応期に影響を与えない。
- ベラパミルは、房室結節のK+チャネルを選択的に遮断し、房室伝導速度を低下させる。
- キニジンは、心筋のNa+チャネルとK+チャネルを遮断し、活動電位持続時間を短縮する。
- ソタロールは、心筋のK+チャネル遮断作用とβ受容体遮断作用を示す。
- ベプリジルは、心筋のβ受容体遮断作用とCa2+チャネル遮断作用を示す。
不整脈治療薬の作用機序について正しいのはどれか。1つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 誤 4 正 5 誤解答・解説
4
1 誤
ニフェカラントは、Ⅲ群の抗不整脈薬であり、心筋のK+チャネルを選択的に遮断し、不応期を延長させる。
ベラパミルは、Ⅳ群の抗不整脈薬であり、洞房結節のCa2+チャネルを選択的に遮断し、房室伝達速度を低下させる。
キニジンは、Ⅰa群の抗不整脈薬であり、心筋のNa+チャネルとK+チャネルを遮断し、活動電位持続時間を延長する。
ソタロールは、Ⅲ群の抗不整脈薬であり、心筋のK+チャネル遮断作用とβ受容体遮断作用を示す。
ベプリジルは、Ⅳ群の抗不整脈薬であり、心筋のCa2+チャネル、Na+チャネル、K+チャネル遮断作用を示すが、β受容体遮断作用を示さない。
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[…] 第97回 問157 […]