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第94回薬剤師国家試験 問44(基礎薬学) 末梢神経系

末梢神経系に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 末梢神経系は、体性神経系と自律神経系からなり、自律神経系は交感神経系と副交感神経系で構成される。
  2. 運動神経終末から放出される神経伝達物質は、ノルアドレナリンであり、その受容体は陽イオンチャネルとして働く。
  3. 交感神経は、副腎髄質クロム親和性細胞を支配し、血液中にアドレナリンとノルアドレナリンを分泌させる。
  4. 副交感神経節後神経終末から放出される神経伝達物質は、アセチルコリンであり、効果器にあるニコチン性アセチルコリン受容体を介して作用を発揮する。

解答・解説

解答
1、3

解説
1 正
神経系には、脳と脊髄からなる中枢神経と中枢から発して全身に分布する末梢神経が存在する。
末梢神経は感覚、運動などに関与する体性神経と、意識とは無関係に機能し、組織における機能調節を行う自律神経に分類される。

2 誤
運動神経終末から放出される神経伝達物質は、アセチルコリンであり、その受容体(ニコチン受容体:NM受容体)は陽イオン(Na)チャネルとして働く。

3 正
副腎髄質クロム親和性細胞は、交感神経の節後神経細胞であり、細胞内にクロム親和性顆粒を有している。副腎髄質クロム親和性細胞を支配する交感神経終末からアセチルコリンが放出され、その受容体を刺激することにより血液中にアドレナリンとノルアドレナリンが放出される。

4 誤
副交感神経節後神経終末から放出される神経伝達物質は、アセチルコリンであり、効果器にあるムスカリン性アセチルコリン受容体を介して作用を発揮する。

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