解糖系とクエン酸回路に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 解糖系に関与する酵素は、ミトコンドリアに存在する。
- 解糖系では、1分子のグルコースが2分子のピルビン酸に変換される。
- クエン酸回路に関与する酵素は、細胞質に存在する。
- 解糖系で生じたピルビン酸は、アセチルCoAに変換され、クエン酸回路に入る。
解糖系とクエン酸回路に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 正解答・解説
2、4
1 誤
解糖系に関与する酵素は、細胞質に存在する。
解糖系では、細胞質に存在する嫌気的解糖系酵素により、グルコース1分子は2分子のピルビン酸となる。
クエン酸回路に関与する酵素は、ミトコンドリアに存在する。
好気的条件下、解糖系で生じたピルビン酸は、ミトコンドリアにおいて、酸化的脱炭酸反応によりアセチルCoAに代謝される。ピルビン酸の酸化的脱炭酸反応は、ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体により触媒される多段階反応であり、補酵素としてチアミン二リン酸(TPP)、リポ酸、NAD+、FAD、コエンザイムA、補因子としてMg2+を必要とする。
コメント