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第92回薬剤師国家試験 問59(基礎薬学) 自然免疫

自然免疫に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. 好中球、マクロファージ、樹状細胞などに発現するToll様レセプター(TLR)は、微生物に由来する特徴的な分子構造を認識する。
  2. 樹状細胞は、抗原提示能力の高い細胞であり、抗原に初めて出会うT細胞を活性化できる。
  3. 補体は、抗原刺激により脾臓でつくられ、血液中に放出される多種類のタンパク質の総称である。
  4. ナチュラルキラー(NK)細胞は、ウイルス感染細胞や癌細胞を攻撃するほかに、抗体依存性細胞性細胞障害(ADCC)反応のエフェクター細胞として働く。

解答・解説

解答

解説
1 正しい
 好中球、マクロファージ、樹状細胞などに発現するToll様レセプター(TLR)は、微生物に由来する特異的な分子構造を認識する。なお、TLRは微生物が有するリポ多糖、ペプチドグリカン、リポタンパク質、DNAなどの特徴的なパターン構造を認識する一郡の受容体である。

2 正しい
 樹状細胞は、抗原提示細胞であり、クラスⅡMHC分子を介してT細胞に抗原提示を行う。

3 誤っている
 補体は、抗原刺激の有無に関係なく、常にヒトの血液中に存在しているタンパク質であり、主に肝臓で合成される。

4 正しい
 ナチュラルキラー(NK)細胞は、ウイルス感染細胞、がん細胞を攻撃するほか、抗体依存性細胞性細胞傷害(ADCC)反応のエフェクター細胞として働く。

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