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第92回薬剤師国家試験 問57(基礎薬学) エイコサノイド

エイコサノイドに関する記述のうち、誤っているのはどれか。2つ選べ。

  1. エイコサノイドは、アラキドン酸などの炭素数20の飽和脂肪酸から生成される種々の生理活性物質の総称である。
  2. シクロオキシゲナーゼ又はリポキシゲナーゼの触媒作用により、アラキドン酸から様々なエイコサノイドが生合成される。
  3. 代表的なエイコサノイドに、プロスタグランジン、トロンボキサン及びロイコトリエンがある。
  4. エイコサノイドは、合成した細胞自身又は近接した細胞に作用する局所ホルモンとして知られている。
  5. インドメタシンは、プロスタグランジン、トロンボキサン及びロイコトリエンの生合成を阻害する。

解答・解説

解答
1、5

解説
1 誤っている
 エイコサノイドは、アラキドン酸などの炭素数20の不飽和脂肪酸から生成される種々の生理活性物質の総称である。

2 正しい
 シクロオキシゲナーゼ、リポキシゲナーゼ、トロンボキサン合成酵素により、様々なエイコサノイド(プロスタグランジン、ロイコトリエン、トロンボキサンなど)が合成される。

3 正しい
 解説2参照

4 正しい
 エイコサノイドは、合成・放出している細胞自身に作用する(オートクリン)、近接した細胞に作用する(パラクリン)が認められており、局所ホルモンとして知られている。

5 誤っている
 インドメタシンは、シクロオキシゲナーゼを阻害し、プロスタグランジン、トロンボキサンの合成を阻害することがあるが、ロイコトリエンの生合成は阻害しない。なお、インドメタシンはシクロオキシゲナーゼを阻害するため、リポキシゲナーゼ経路が亢進し、ロイコトリエンの生合成が促進することがある。

 

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