サイトカインに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- サイトカインは、標的細胞の細胞膜を通過して細胞質内受容体に結合する。
- サイトカインのなかには、標的細胞の増殖・分化を制御すること以外に、細胞の運動能に影響を与えるものがある。
- インターロイキン1(IL-1)は、マクロファージだけでなく線維芽細胞や表皮細胞からも産生される。
- リポ多糖体などで刺激されたマクロファージが産生するサイトカインは、主にIL-2である。
サイトカインに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 正 4 誤解答・解説
2、3
1 誤
サイトカインは、水溶性で細胞膜を通過することができないため、標的細胞の細胞膜に存在する受容体に結合することで生理活性を示す。
サイトカインには、標的細胞の増殖・分化を制御するものの他、IL-8(ケモカイン)のような白血球の走化させるものが存在する。
インターロイキン1(IL-1)は、マクロファージ、上皮細胞(表皮細胞)、繊維芽細胞などで産生される。
マクロファージは、グラム陰性菌の細胞壁外膜に存在するリポ多糖により活性化され、IL-1、IL-6、TNF-αなどの炎症性サイトカインを分泌する。なお、IL-2は主にTh1細胞により産生される。
コメント