日本薬局方における経口投与する製剤に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 別に規定するもののほか、冷所に保存する。
- 微生物による汚染に関する規定はない。
- 即放性製剤は、通例、有効成分の溶解性に応じた溶出挙動を示す。
- 懸濁剤は、別に規定するもののほか、溶出試験法に適合する。
- 崩壊試験法は、製剤中の有効成分が完全に溶解するかを確認する試験である。
日本薬局方における経口投与する製剤に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答
3、4
解説
1 誤
経口投与する製剤(錠剤、カプセル剤、顆粒剤、経口液剤など)は、別に規定するもののほか、室温で保存する。
2 誤
経口投与する製剤に対して、必要に応じて、微生物による汚染に関する規定(微生物限度試験法、生薬及び生薬を主たる原料とする製剤の微生物試験法)を適用する。
3 正
経口投与する即放性製剤は、製剤からの有効成分の放出性を特に調節していない製剤であり、通例、有効成分の溶解性に応じた溶出挙動を示す。
4 正
懸濁剤は、有効成分を微細均質に懸濁した経口液剤であり、別に規定するもののほか、溶出試験法に適合する。
5 誤
崩壊試験法は、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、シロップ剤、丸剤が試験液中、定められた条件で規定時間内に崩壊するかどうかを確認する試験法であり、製剤中の有効成分が完全に溶解するかを確認する試験ではない。
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