毒性試験に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 食品添加物の指定を申請する際には、単回投与毒性試験を行う必要がある。
- 反復投与毒性試験の目的は、半数致死量(LD50)を求めることである。
- 化学物質の毒性試験には、一般毒性試験と特殊毒性試験がある。
- 食品添加物の指定を申請する際には、アレルゲン性(抗原性)試験を行う必要がある。
- 発がん性試験では、ラットやマウスに被験化学物質を反復投与して90日間における腫瘍の発生の有無を調べる。
毒性試験に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答
3、4
解説
1 誤
食品添加物は、一度の高濃度のばく露を受ける可能性が低いが、繰り返してばく露することがあるため、指定を申請する際に単回投与毒性試験を行う必要がなく、反復投与毒性試験を行う必要がある。
2 誤
反復投与毒性試験の目的は、無毒性量(NOAEL)、最小毒性量(LOAEL)を求めることである。なお、半数致死量(LD50)を求めるために行われる試験は、単回投与毒性試験である。
3 正
化学物質の毒性試験は、一般毒性試験(単回投与毒性試験、反復投与毒性試験)と特殊毒性試験(発がん性試験、アレルゲン性(抗原性)試験、遺伝毒性試験など)に分けられる。
4 正
5 誤
発がん性試験では、ラットやマウスに被験化学物質を反復投与してほぼ一生における被験物質の発がん性について調べる。
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