日本薬局方酒石酸(A)及びその鏡像異性体Bに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 なお、Aの水溶液(1→10)の右旋性である。
- Aは(+)−酒石酸である。
- AとBの融点は同じである。
- AとBの等量混合物はラセミ体である。
- AとBの比旋光度の絶対値は同じである。
- A及びB以外に立体異性体が2つ存在する。
日本薬局方酒石酸(A)及びその鏡像異性体Bに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 なお、Aの水溶液(1→10)の右旋性である。
解答 解説 2 正しい 3 正しい 4 正しい 5 誤っている解答・解説
5
1 正しい
右旋性を示すものは、化合物名の前に「(+)−」を付けて表すことができる。
鏡像異性体の関係にある化合物をエナンチオマーという。エナンチオマーの関係にある化合物の融点、沸点、溶解度は等しい。
ラセミ体は、エナンチオマーの関係にある化合物の等量混合物である。
エナンチオマーの関係にある化合物の比旋光度の絶対値は等しい。
酒石酸は2つのキラル炭素を有しており、(2R、3R)体、(2S、3S)体とメソ化合物である(2R、3S)体の3つの異性体が存在する。
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