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第106回薬剤師国家試験 問56(必須問題) 過去問解説

血中間接ビリルビン値が血中直接ビリルビン値に比べて優位に上昇する疾患はどれか。1選べ。 

  1. 肝硬変
  2. アルコール性肝障害
  3. 溶血性貧血
  4. 胆石症
  5. 膵頭部がん 

解答・解説

解答
3

解説
ビリルビンは、ヘモグロビン内のヘムの最終代謝産物であり、ヘムが分解された直後に生じる間接ビリルビンと肝臓でグルクロン酸抱合を受け生じる直接ビリルビンがある。
1 誤
肝硬変では、肝内胆汁うっ滞を生じることなどにより血中直接ビリルビン値が優位に上昇する

2 誤
アルコール性肝障害では、肝内胆汁うっ滞を生じることなどにより血中直接ビリルビン値が優位に上昇する

3 正
溶血性貧血では、赤血球が破壊されることで血中間接ビリルビン値が優位に上昇する

4 誤
胆石症では、総胆管の閉鎖により血中直接ビリルビン値が優位に上昇する

5 誤
膵頭部がんでは、総胆管の閉鎖により血中直接ビリルビン値が優位に上昇する  

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