HOME > 第106回薬剤師国家試験 > 第106回薬剤師国家試験 第106回薬剤師国家試験 問31 2023年1月6日 シクロオキシゲナーゼ−1(COX−1)と比較して COX−2に対する選択性が高く、胃腸障害が少ない非ステロイド性抗炎症薬はどれか。1つ選べ。 エトドラク ジクロフェナク ロキソプロフェン スリンダク オキサプロジン 解答・解説 解答 1 解説 ●シクロオキシゲナーゼのアイソザイム(COX–1、COX–2) COXにはCOX–1とCOX–2というアイソザイムがあり、COX–1は全身組織に分布し、COX–2は主に炎症部位に発現する COX–1を阻害すると胃腸障害、腎障害、出血傾向が現れ、COX–2を阻害すると抗炎症作用、鎮痛作用が現れる 選択的にCOX–2を阻害する薬(エトドラク、メロキシカム、セレコキシブなど)は、非選択的COX阻害薬に比べ、胃腸障害、腎障害、出血傾向が現れにくい Twitter Share Pocket Hatena LINE コピーする -第106回薬剤師国家試験