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第106回薬剤師国家試験 問141

過去に重篤な副作用で問題となった医薬品成分のうち、適切な安全対策などを施すことで別の適応症で承認を受けたものがいくつかある。その組合せとして適切なのはどれか。1つ選べ。 

 

解答・解説

解答
1

解説
1 正
サリドマイドは、過去に睡眠導入薬として用いられていたが、サリドマイド薬害(妊婦が服用すると、四肢奇形児を出生する)で問題となり、使用が禁止された。現在、サリドマイドは、「サリドマイド製剤安全管理手順」を適正に遵守することを承認条件として、再発又は難治性の多発性骨髄腫に用いられている。

2 誤
クロロキンは、重篤な副作用としてクロロキン網膜症を起こすため、現在は使用されていない。なお、ヒドロキシクロロキンは、現在、全身エリテマトーデスの治療薬として用いられている。

3 誤
ソリブジンは、過去にソリブジン事件(フルオロウラシル系抗がん剤と併用することで重篤な血液障害が現れる)で問題となり、現在は使用されていない。

4 誤
キノホルムは、過去にスモン(亜急性脊髄視神経末梢神経症)で問題となり、現在は使用されていない。

5 誤
ゲフィチニブは、過去に間質性肺炎で問題となったが、現在も手術不能又は再発非小細胞肺がんに用いられる。

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