毒性試験に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 一般毒性試験は、単回投与毒性試験と反復投与毒性試験に大別される。
- 反復投与毒性試験は、50%致死量(LD50)を求めるのに利用される。
- 遺伝毒性試験のうち、小核試験では染色体異常を検出する。
- 催奇形性試験では、被験物質を妊娠中の母動物に投与した時の胎仔の発生及び発育に対する影響を観察する。
- 発がん性試験では、動物に被験物質を長期にわたって連続投与し、悪性腫瘍の発生の有無を観察する。

毒性試験に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
解答 解説 2 誤っている 3 正しい 4 正しい 5 正しい解答・解説
2
1 正しい
一般毒性試験は、単回投与毒性試験、反復投与毒性試験に大別され、1回あるいは所定の期間毎日被験物質を投与し、毒性変化を確認する。
反復投与毒性試験は、無毒性量(NOAEL)、最小毒性量(LOAEL)を求めるのに利用される。なお、50%致死量(LD50)は、単回投与毒性試験により求める。
遺伝毒性試験には、DNA損傷を検出する試験(コメット試験など)、染色体異常を検出する試験(小核試験、染色体異常試験など)、遺伝子の突然変異を検出する試験(復帰突然変異試験など)がある。
催奇形性試験では、被験物質を妊娠中の母動物に投与した時、胎児の発生に対し悪影響がないか、胎児に奇形を起こさないか調べる。
発がん性試験では、動物に被験物質をほぼ一生に相当する期間にわたって被験物質を連続投与し、悪性腫瘍の発生の有無を調べる。
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