第106回薬剤師国家試験 問110
呼吸器系に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 気管は、軟骨と平滑筋から構成される管で、副交感神経の興奮によって拡張する。
- 気道分泌液は、リゾチームなどの抗菌性物質や免疫グロブリンAを含んでおり、細菌感染を防ぐ役割をもつ。
- 肺胞壁内面にある表面活性物質(サーファクタント)は、肺胞内の表面張力を上昇させ、肺胞の萎縮を防ぐ。
- 呼吸調節中枢は延髄に存在し、呼息中枢の周期的な活動を円滑にする働きをもつ。
- 血中酸素分圧の低下は、頸動脈小体の化学受容器を刺激し、呼吸運動を促進する。