25歳女性。20歳前後から強い頭痛と吐き気等の随伴症状のため仕事を休みがちになったことから近医を受診しており、処方1及び処方2の薬剤が処方されていた。
薬局を訪れた患者は次のように薬剤師に話した。
「仕事が忙しく、生活が不規則で、最近、頭痛の回数が多くなり、頭痛薬が足りないことがよくあります。仕事の都合上、発作が起こると困るときには、予防のため発作時の薬(処方1)を服用しています。どうしても痛い時は、市販の頭痛薬を服用することがあります。今回、新しい薬が追加されることになりました。」
問1
本症例及び本疾患に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 頭痛の前兆症状として、閃輝暗点を伴うことが多い。
- 4〜72時間持続する痛みを特徴としている。
- 処方1の使用頻度を増やすことが有効である。
- 発作時に痛みを和らげるには、入浴や軽い運動など有効である。
- カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)の関与が示唆されている。
問2
新しく追加される可能性のある薬物として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- プロプラノロール塩酸塩
- エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン配合錠
- ナラトリプタン塩酸塩
- バルプロ酸ナトリウム
- ガルカネズマブ(遺伝子組換え)
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