微生物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 細菌の染色体DNAは、脂質二重層の膜で囲われた核様体とよばれる構造により、細胞質とは隔てられて存在している。
- 細菌によるATP合成には酸素が必須である。
- 真菌と原虫は、真核生物である。
- ウイルスにはリボソームなどの翻訳装置がない。
微生物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 正 4 正解答・解説
3、4
1 誤
細菌は原核細胞であり、真核細胞に見られるような核膜に囲まれた明確な核は存在しない。よって、細菌では、染色体DNAを中心に強く凝集した核様体が認められるが、それらは脂質二重層で囲われていない。
細菌によるATPの合成には、酸素を必要とする呼吸と酸素を必要としない発酵がある。よって、細菌は酸素がなくてもATPを合成することができるため、細菌によるATP合成には酸素は必須ではない。
真菌と原虫は、真核細胞を有する真核生物である。
ウイルスには細胞小器官がなく、タンパク質合成のためのリボソームを有していない。
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