MENU
業界最安値、最高の講義、未来を切り拓く教育体験❕ クリック

第88回薬剤師国家試験 問50(基礎薬学) 微生物

微生物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 細菌の染色体DNAは、脂質二重層の膜で囲われた核様体とよばれる構造により、細胞質とは隔てられて存在している。
  2. 細菌によるATP合成には酸素が必須である。
  3. 真菌と原虫は、真核生物である。
  4. ウイルスにはリボソームなどの翻訳装置がない。

解答・解説

解答
3、4

解説
1 誤
細菌は原核細胞であり、真核細胞に見られるような核膜に囲まれた明確な核は存在しない。よって、細菌では、染色体DNAを中心に強く凝集した核様体が認められるが、それらは脂質二重層で囲われていない。

2 誤
細菌によるATPの合成には、酸素を必要とする呼吸と酸素を必要としない発酵がある。よって、細菌は酸素がなくてもATPを合成することができるため、細菌によるATP合成には酸素は必須ではない。

3 正
真菌と原虫は、真核細胞を有する真核生物である。

4 正
ウイルスには細胞小器官がなく、タンパク質合成のためのリボソームを有していない。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次