再生不良性貧血に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 血清鉄が増加する。
- 不飽和鉄結合能が増大する。
- 小球性低色素性貧血に分類される。
- エリスロポエチン産生が亢進する。
- 血小板数は変化しない。
再生不良性貧血に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答
1、4
解説
再生不良性貧血とは、造血幹細胞が減少し、血液中の赤血球、白血球、血小板が減少し、全身倦怠感、息切れなどの症状が現れる。
1 正
再生不良性貧血では、赤血球数が減少するため、鉄の利用が減少することで血清鉄が増加する。
2 誤
不飽和鉄結合能とは、血清中のすべてのトランスフェリンと結合できる鉄の総量のことであり、再生不良性貧血では、血液中の鉄が多くなり、トランスフェリンに結合できる鉄の総量が減少するため、不飽和鉄結合能が減少する。
3 誤
再生不良性貧血は、正球性正色素性貧血、大球性正色素性貧血に分類される。なお、鉄結合性貧血、鉄芽球性貧血は、小球性低色素性貧血に分類される。
4 正
再生不良性貧血では、赤血球数が低下するため、赤血球の分化増殖を促進させるために腎臓においてエリスロポエチンの産生が亢進する。
5 誤
前記参照
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