緑内障に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 緑内障は、眼圧を正常範囲内に維持すれば症状は現れない。
- 緑内障により低下した視力は、眼圧を低下させると速やかに回復する。
- 開放隅角緑内障では、虹彩と水晶体の間の房水の流れが妨げられている。
- 開放隅角緑内障では、視野欠損が徐々に進行する。
- 急性閉塞隅角緑内障では、急性の眼痛とともに頭痛、悪心・嘔吐を伴った視力低下が起こる。
緑内障に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 誤 4 正 5 正解答・解説
4、5
1 誤
眼圧を正常範囲内(10〜20mmHg)に維持しても視神経と視野に障害をきたすことがある。眼圧が正常範囲内であるにも関わらず、視神経障害が進行するものを正常眼圧緑内障という。
高度に障害された視覚機能は、眼圧を低下させても回復することはない。そのため、視覚機能低下を呈する前に薬物療法による眼圧コントロールを行うことが重要である。
虹彩と水晶体の間の房水の流れが妨げられることで眼圧が上昇するのは、閉塞隅角緑内障である。
開放隅角緑内障では、中心部よりも周辺部から徐々に視野が狭くなっていく。
急性閉塞隅角緑内障では、急激に眼圧が上昇するため、急性の眼痛、頭痛、悪心・嘔吐を伴う視力低下が認められる。
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