アレルギー性疾患治療剤　エピナスチン塩酸塩

◉名称、化学構造

一般名：エピナスチン塩酸塩
商品名：アレジオン

◉分類

アレルギー疾患治療剤

◉効能・効果

• 気管支喘息
• アレルギー性鼻炎
• じん麻疹、湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、痒疹、そう痒を伴う尋常性乾癬

◉薬理作用

選択的ヒスタミンH₁受容体拮抗作用を主作用とし、ロイコトリエンC₄（LTC₄）、血小板活性化因子（PAF）等に対する抗メディエーター作用やヒスタミン及びSRS-Aのメディエーター遊離抑制作用を示す。

・選択的H₁受容体拮抗作用
・ロイコトリエンC₄（LTC ₄）及びPAF拮抗作用
・ヒスタミン及びSRS-A遊離抑制作用

◉使用する際の注意

• 眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に注意させる
• 効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意する
• 気管支拡張剤、ステロイド剤などと異なり、すでに起こっている喘息発作や症状を速やかに軽減する薬剤ではないので、このことは患者に十分説明しておく必要がある
• 季節性の患者に投与する場合は、好発季節を考えて、その直前から投与を開始し、好発季節終了時まで続けることが望ましい

◉副作用

◉主な副作用

浮腫（顔面、手足など）、発疹、じんましん、かゆみ、そう痒性紅斑、頻尿、血尿などの膀胱炎様症状、尿閉など

◉重大な副作用［初期症状］

• 肝機能障害、黄疸［全身倦怠感、食欲不振、発熱］
• 血小板減少［鼻血、歯ぐきの出血、皮下出血］