HOME > 第97回薬剤師国家試験 > 第97回薬剤師国家試験 第97回薬剤師国家試験 問193 2023年1月8日 パーキンソン病とその治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 10歳代に発症のピークがある。 進行すると認知機能が低下することがある。 アミロイドβタンパク質が病因となる。 病理学的には、レビー小体の出現が認められる。 ドパミン受容体遮断薬は早期の症状を改善する。 解答・解説 解答 2、4 解説 1 誤 パーキンソン病は、加齢とともに有病率が上昇し、50〜60歳で発症のピークがみられる。 2 正 パーキンソン病の主な症状は、振戦、筋固縮、無動などの運動障害であり、進行するとうつ傾向や認知機能低下が認められることがある。 3 誤 バーキンソン病の主な病因は、黒質線条体系ドパミンニューロンの変性である。なお、アミロイドβタンパク質が病因となるのは、アルツハイマー型認知症である。 4 正 パーキンソン病では、病理学的にレビー小体の出現が認められる。 5 誤 パーキンソン病の治療には、ドパミンD2受容体刺激薬やレボドパ製剤が用いられるが、ドパミン受容体遮断薬は用いられない。 Twitter Share Pocket Hatena LINE コピーする -第97回薬剤師国家試験