アスベストに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ケイ素を含む有機化合物である。
- 酸やアルカリに耐性である。
- Ames試験で陽性を示す。
- 大気汚染防止法では、特定粉じんに指定されている。
アスベストに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 正解答・解説
2、4
1 誤
アスベストは天然に存在する繊維状のケイ酸塩鉱物であり、ケイ素を含む無機化合物である。
アスベストは、酸やアルカリ、熱に耐性を有するため、耐火、耐熱、防音などの目的で建築資料として使用されてきた。
アスベストを吸入することにより、肺癌、中皮腫などを引き起すが、その機序は、アスベスト繊維が気管支や肺に突き刺さることにより長期間にわたって炎症が生じ、肺の組織が傷つけられ続けることで繊維化が生じることに加え、発生した活性酸素のよりDNAが損傷された結果、遺伝子異常が起こり、細胞が癌化する可能性があると考えられている。このことより、アスベスト自体がDNAに作用して細胞が癌化しているわけではない。よって、アスベストは、Ames試験で陰性を示す。
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