筋肉・骨格系に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 骨格筋、心筋及び平滑筋の収縮はいずれも、細胞質内のCa2+濃度変化によって制御される。
- 骨格筋において、細胞膜の興奮はIP3(イノシトール1,4,5-トリスリン酸)によって筋小胞体に伝えられ、Ca2+の遊離が起こる。
- 副甲状腺ホルモン(PTH)は、骨芽細胞による骨形成を促し、血漿のCa2+濃度を下げる。
- カルシトニンは、破骨細胞による骨吸収を抑制し、血漿のCa2+濃度を下げる。
筋肉・骨格系に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 誤 4 正解答・解説
1、4
1 正
骨格筋、心筋及び平滑筋の収縮はいずれも、細胞質内のCa2+濃度変化により制御されている。なお、骨格筋は主に筋小胞体から遊離されるCa2+により収縮し、心筋、平滑筋は主に細胞外から流入するCa2+により収縮する。
骨格筋において、細胞膜の興奮は活動電位の発生により筋小胞体に伝達され、Ca2+の遊離が起こる。
副甲状腺ホルモン(PTH)は、破骨細胞による骨吸収を促進し、血漿のCa2+濃度を上昇させる。
カルシトニンは、甲状腺傍ろ胞細胞から分泌されるホルモンであり、破骨細胞による骨吸収を抑制し、血漿のCa2+濃度を下げる。
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