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第109回薬剤師国家試験 問37 ソマトスタチン受容体刺激薬

ソマトスタチン受容体を刺激して、消化管ホルモン産生腫瘍に伴う諸症状を改善するのはどれか。1つ選べ。

  1. オクトレオチド
  2. ソマトレリン
  3. ソマトロピン
  4. プロチレリン
  5. ペグビソマント
解答・解説

解答

解説動画

解説
1 正
オクトレオチドは、ソマトスタチン(GHRIH:成長ホルモン放出抑制ホルモン)受容体を刺激し、成長ホルモン(GH)、消化管ホルモンの分泌を抑制する。

2 誤
ソマトレリンは、成長ホルモン放出ホルモン(GHRH)受容体を刺激し、GHの分泌を促進する。

3 誤
ソマトロピンは、遺伝子組換え成長ホルモンであり、肝臓等の成長ホルモン受容体を刺激することでインスリン様成長因子-1IGF-1)の分泌を促進する。

4 誤
プロチレリンは、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)受容体に作用し、TSHの分泌を促進するとともにプロラクチンの分泌を促進する。

5 誤
ペグビソマントは、成長ホルモン受容体拮抗薬であり、インスリン様成長因子-1IGF-1)の合成・分泌を阻害する。

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