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第109回薬剤師国家試験 問342 一般用漢方製剤

来局者の訴える症状及び現在の服用薬、それに対して薬剤師が選択した一般用漢方製剤として適切なのはどれか。2つ選べ。

解答・解説

解答
24

解説
1 誤
防風通聖散は、高血圧の随伴症状(どうき、肩こり、のぼせ)、肥満症、むくみ、便秘に用いられるため、来局者の訴える症状と選択した一般用漢方薬の効能が一致していない。

2 正
小青竜湯は、アレルギー性鼻炎に用いられるため、来局者の訴える症状と選択した一般用漢方薬の効能が一致している。なお、小青竜湯は、静脈血栓症、心房細動に用いることができ、相互作用も報告されていないため、アピキサバン服用中でも本剤を服用することは可能である。

3 誤
補中益気湯は、病後の体力増強、食欲不振に用いられるため、来局者の訴える症状と選択した一般用漢方薬の効能が一致している。なお、補中益気湯には、甘草(有効成分:グリチルリチン)が含まれており、現在の服用薬と同一の作用を示し、低カリウム血症を引き起こすことがあるため、来局者に補中益気湯を選択することは推奨されない。

4 正
八味地黄丸は、前立腺肥大症などの排尿困難、残尿感がある場合に用いられるため、来局者の訴える症状と選択した一般用漢方薬の効能が一致している。なお、八味地黄丸は、逆流性食道炎、胃潰瘍に用いることができ、相互作用も報告されていないため、、ファモチジン服用中でも本剤を服用することは可能である。

5 誤
当帰芍薬散は、貧血、倦怠感、更年期障害に用いられるため、来局者の訴える症状と選択した一般用漢方薬の効能が一致していない。

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