第109回薬剤師国家試験　問130

解答
４

解説
　フェニルケトン尿症とは、フェニルアラニンをチロシンに変換する水酸化酵素が欠損する遺伝性疾患である。フェニルケトン尿症では、L-フェニルアラニン化合物であるアスパルテーム（選択肢４）を含む加工食品を摂取すると、フェニルアラニンが蓄積する。そのため、アスパルテームを含む加工食品については「L-フェニルアラニン化合物を含む」等、フェニルケトン尿症患者に対する注意喚起の表示が義務付けられている。なお、選択肢１：アセスルファムカリウム、選択肢２：アドバンテーム、選択肢３：ネオテーム、選択肢５：グリチルリチン酸二ナトリウムの構造である。