第108回薬剤師国家試験　問153　統合失調症治療薬

解答
１、５

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解説
１　正
　ハロペリドールは、中脳辺縁系におけるドパミンD₂受容体を遮断することで、統合失調症の陽性症状を改善する。

２　誤
　アリピプラゾールは、セロトニン5–HT_2A受容体遮断作用により中脳皮質系の抑制を解除することで、統合失調症の陰性症状を改善する。

３　誤
　オランザピンは、セロトニン5-HT_2C受容体、ヒスタミンH₁受容体を遮断することで、体重増加を起こす。

４　誤
　ペロスピロンは、セロトニン5–HT_1A受容体を刺激することで、抗不安作用を示す。

５　正
　クロルプロマジンは、ヒスタミンH₁受容体及びアドレナリンα₁受容体を遮断することで、鎮静作用を示す。