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第108回薬剤師国家試験 問154 抗てんかん薬

 抗てんかん薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2選べ。

  1. ガバペンチンは、γ-アミノ酪酸GABAA受容体に結合して、GABA作動性神経伝達を増強する。
  2. ラモトリギンは、Kチャネルを遮断することで、神経細胞膜を脱分極させて、グルタミン酸などの興奮性神経伝達物質の遊離を抑制する。
  3. ペランパネルは、シナプス後膜に存在するグルタミン酸AMPA受容体を遮断して、グルタミン酸による神経細胞の過剰興奮を抑制する。
  4. カルバマセピンは、電位依存性T型Ca2チャネルを遮断して、神経細胞における活動電位の発生を抑制する。
  5. レベチラセタムは、シナプス小胞タンパク質2A(SV2A)に結合して、神経伝達物質の遊離を抑制する。

解答・解説

解答
3、5

解説動画

解説
1 誤
 ガバペンチンは、電位依存性Ca2チャネルのα2δサブユニットに結合し、シナプス前膜におけるCa2の流入を抑制して興奮性神経伝達物質(グルタミン酸)の遊離を抑制する。

2 誤
 ラモトリギンは、Naチャネルを抑制し、神経膜を安定化させ、興奮性神経伝達物質(グルタミン酸)の遊離を抑制する。

3 正
 ペランパネルは、シナプス後膜に存在するグルタミン酸AMPA受容体を選択的かつ非競合的に阻害して、グルタミン酸による神経細胞の過剰興奮を抑制する。

4 誤
 カルバマセピンは、電位依存性Naチャネルを遮断し、神経細胞における活動電位の発生を抑制する。

5 正
 レベチラセタムは、シナプス小胞タンパク質2A(SV2A)に結合して、神経伝達物質の遊離を抑制する。

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