T細胞のカルシニューリンを阻害する免疫抑制薬はどれか。1つ選べ。
- シクロホスファミド
- アザチオプリン
- レフルノミド
- バシリキシマブ
- シクロスポリン

T細胞のカルシニューリンを阻害する免疫抑制薬はどれか。1つ選べ。
解答
5
解説
1 誤
シクロホスファミドは、体内でCYP2B6により活性体(4–ヒドロキシシクロホスファミド)となり、DNAなどをアルキル化することによりT細胞やB細胞の分化・増殖を抑制する。
2 誤
アザチオプリンは、活性代謝物(メルカプトプリン)となった後、チオイノシン酸となり、イノシン酸と拮抗することでリンパ球においてDNA合成に必要なプリン代謝経路を阻害し、免疫抑制作用を示す。
3 誤
レフルノミドは、活性代謝物がジヒドロオロテートデヒドロゲナーゼの活性を阻害し、核酸合成を阻害することによりリンパ球の活性、増殖を抑制する。
4 誤
バシリキシマブは、T細胞表面にあるIL–2受容体のα鎖に結合し、Th1細胞が放出するIL–2によるT細胞の活性化および増殖を抑制することで免疫抑制作用を示す。
5 正
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