麻酔したラットにおいてフェントラミン処置後にアドレナリンを静脈内投与すると、アドレナリンの昇圧作用は認められず、降圧作用のみが見られた。この現象を生じさせたフェントラミンの機序はどれか。1つ選べ。
- アドレナリンα1受容体刺激
- アドレナリンα1受容体遮断
- アドレナリンβ1受容体刺激
- アドレナリンβ1受容体遮断
- アドレナリンβ2受容体遮断
麻酔したラットにおいてフェントラミン処置後にアドレナリンを静脈内投与すると、アドレナリンの昇圧作用は認められず、降圧作用のみが見られた。この現象を生じさせたフェントラミンの機序はどれか。1つ選べ。
解答
2
解説
【アドレナリンの血圧反転】
アドレナリンを単独で急速静注すると、β作用に比べ、α作用が強く現れるため、血圧上昇が認められるが、「α1受容体遮断作用を有するフェントラミン」を投与した後に、アドレナリンを投与するとアドレナリンのα作用が現れず、β作用のみが現れるため、血圧は下降する。
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