天然物由来成分の化学構造に開発された、血液凝固抑制作用を有するクマリン誘導体はどれか。1つ選べ。
解答・解説
解答
4
解説
1 誤
メトキサレンの構造である。メトキサレンはフラノクマリン誘導体であり、尋常性白斑治療薬として用いられている。
2 誤
トラニラストの構造である。トラニラストはナンジノシドを基に開発された医薬品であり、気管支喘息、アレルギー性鼻炎の治療薬として用いられている。
3 誤
イプリフラボンの構造である。イプリフラボンはムラサキウマゴヤシに含まれるイソフランボン誘導体であり、骨粗しょう症治療薬として用いられている。
4 正
ワルファリンカリウムの構造である。ワルファリンは、スイートクローバーに含まれるクマリン誘導体(ジクマロール)を基に開発された医薬品であり、抗凝固薬として用いられる。
5 誤
クロモグリク酸ナトリウムの構造である。クロモグリク酸は、セリ科植物に含まれるケリンを基に開発された医薬品であり、抗アレルギー薬として用いられる。
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