HOME > 第103回薬剤師国家試験 > 第103回薬剤師国家試験 第103回薬剤師国家試験 問58(必須問題) 過去問解説 2023年1月13日 子宮内膜症に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 無痛性の疾患である。 受精卵が着床しやすい。 血清中のCA125が低値を示す。 エストロゲン分泌が減少する。 薬物治療には低用量黄体ホルモン・卵胞ホルモン配合剤を用いる。 解答・解説 解答 5 解説 子宮内膜症とは、本来、子宮の内膜を覆っている子宮内膜が、子宮以外の場所(卵巣、卵管)に発生する疾患のことであり、治療薬としてGn−RH誘導製剤や低用量黄体ホルモン・卵胞ホルモン配合剤が用いられる。 1 誤 本疾患では、生理時(月経時)の下腹部の痛みや性交痛などが発生する。 2 誤 本疾患では、子宮内膜が卵管、卵巣、子宮、腸管などの癒着を引き起こしやすいため、受精卵が着床しにくい。 3 誤 本疾患では、血清中のCA125が高値を示すことがあるため、診断や治療の補助的手段としてCA125を測定することがある。 4 誤 本疾患は、エストロゲン依存疾患であり、エストロゲン分泌の増加により発生しやすくなる。 5 正 Twitter Share Pocket Hatena LINE コピーする -第103回薬剤師国家試験