子宮内膜症に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
- 無痛性の疾患である。
- 受精卵が着床しやすい。
- 血清中のCA125が低値を示す。
- エストロゲン分泌が減少する。
- 薬物治療には低用量黄体ホルモン・卵胞ホルモン配合剤を用いる。
子宮内膜症に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
解答
5
解説
子宮内膜症とは、本来、子宮の内膜を覆っている子宮内膜が、子宮以外の場所(卵巣、卵管)に発生する疾患のことであり、治療薬としてGn−RH誘導製剤や低用量黄体ホルモン・卵胞ホルモン配合剤が用いられる。
1 誤
本疾患では、生理時(月経時)の下腹部の痛みや性交痛などが発生する。
2 誤
本疾患では、子宮内膜が卵管、卵巣、子宮、腸管などの癒着を引き起こしやすいため、受精卵が着床しにくい。
3 誤
本疾患では、血清中のCA125が高値を示すことがあるため、診断や治療の補助的手段としてCA125を測定することがある。
4 誤
本疾患は、エストロゲン依存疾患であり、エストロゲン分泌の増加により発生しやすくなる。
5 正
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