浮腫に関する記述のうち、誤っているのはどれか。2つ選べ。
- うっ血性心不全では、一般的に朝方に強く浮腫が認められる。
- 糸球体腎炎では、起床時に顔面、眼瞼に浮腫が認められる。
- 高齢者における腎性浮腫では、高アルブミン血症を呈する。
- 肝硬変では、低アルブミン血症により浮腫が起こる。
- 薬剤性浮腫の原因薬物として、非ステロイド性抗炎症薬がある。
浮腫に関する記述のうち、誤っているのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正しい 3 誤っている 4 正しい 5 正しい解答・解説
1、3
1 誤っている
うっ血性心不全により起こる浮腫は、静脈にうっ滞した血液成分が血管外に漏出することにより生じ、夕方に強く認められるという特徴を有する。
糸球体腎炎により起こる浮腫は、尿量の減少により体内に溜まった水分が血管外に漏出することにより生じ、起床時に顔面、眼瞼に浮腫が認められるという特徴を有する。
腎性浮腫は、腎機能の低下により尿中にタンパク質が漏出し、低タンパク血症、低アルブミン血症を呈することにより生じる。
肝硬変では、肝臓におけるアルブミン合成能の低下により、低アルブミン血症による浮腫が起こる。
薬剤性浮腫の原因薬物として、非ステロイド性抗炎症薬に加え、カルシウム拮抗薬やアンギオテンシン変換酵素阻害薬がある。
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