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第103回薬剤師国家試験 問133(理論問題) 農薬

アセチルコリンエステラーゼ阻害作用を示す農薬として、我が国で用いられているのはどれか。2つ選べ。

 

解答・解説

解答
2、5

解説
1 誤
ペンタクロロフェノールの構造である。ペンタクロロフェノールは酸化的リン酸化を阻害する作用を有する。以前は木材保護剤、植物成長調節剤、除草剤として用いられていたが、現在は使用禁止されている。

2 正
フェノブカルブの構造である。フェノブカルブはアセチルコリンエステラーゼ阻害作用を示し、我が国では殺虫剤として用いられている。

3 誤
サリンの構造である。サリンはアセチルコリンエステラーゼ阻害作用を有するが毒性が強いため、農薬としては用いられていない。

4 誤
グリホサートの構造である。グリオサートは植物のクロロフィルやカロテノイド合成阻害作用を有するため、農薬として用いられている。

5 正
フェニトロチオンの構造である。フェニトロチオンはアセチルコリンエステラーゼ阻害作用を示し、我が国では殺虫剤として用いられている。

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