60歳男性。数年来、糖尿病治療のためクリニックを受診している。このたび、糖尿病の病態悪化の傾向があり、現在服用中の薬剤に1薬剤が追加され、処方箋をかかりつけの薬局へ持参した。薬剤師がお薬手帳で現在服用中の薬剤を確認し、窓口で患者と以下の会話があった。
(現在服用中の薬剤) |
ボグリボース錠0.3 mg 1回1錠(1日3錠) 1日3回 朝昼夕食直前 28日分 |
メトホルミン塩酸塩錠250 mgMT 1回1錠(1日2錠) 1日2回 朝夕食直前 28日分 |
(薬剤師と患者との会話) 患 者 糖尿の薬がまた増えました。 今後の薬も1日3回、食前に飲む必要がありますか。 薬剤師 新しく出た薬は1日1回ですよ。食前に飲み忘れた時は食後でもいいですよ。 患 者 どんな薬なのですか。注意することはありますか。 薬剤師 尿中に余分な糖を出すことで効果を発揮する薬です。 今まで通り、低血糖症状に気をつけてください。それに追加して排尿時の違和感にも注意してください。尿量が増えることで喉が渇きやすくなるかもしれません。その時は水分補給を忘れないでください。 |
上記の会話から推測される糖尿病治療薬はどれか。1つ選べ。
- グリベンクラミド
- シタグリプチンリン酸塩水和物
- ピオグリタゾン塩酸塩
- イプラグリフロジン L−プロリン
- ミチグリニドカルシウム水和物

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