78歳女性。アルツハイマー型認知症と診断され、処方薬見直しのため入院していた。退院の際、仙骨部に発赤が見つかった。医師から家族に対し褥瘡のリスクについて説明があり、下記の薬剤が処方された。
問278 (実務)
薬剤師が、患者の家族に対し、処方された薬剤ならびに介護上の注意点について説明した。説明内容として適切でないのはどれか。1つ選べ。
- 栄養状態が良くないと褥瘡は治りにくいので、十分な栄養をとらせてください。
- 体圧分散寝具は、褥瘡の予防及び治療に有効です。
- 本剤には、創面保護効果があります。
- 本剤には、抗炎症作用があります。
- 本剤は、褥瘡からの滲出液が多いときにも使用できます。
問279 (薬剤)
本剤に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 本剤3 g中にジメチルイソプロピルアズレンが10 mg配合されている。
- 白色ワセリンは、水溶性基剤である。
- 精製ラノリンは、吸水能を有する。
- 2種の軟膏基剤のうち、白色ワセリンの方が強い乳化作用を示す。
- 主薬が水にほとんど溶けないことが、本軟膏基剤が選択されている理由の1つである。
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