薬物の経口投与時におけるバイオアベイラビリティを増加させるのはどれか。1つ選べ。
- 消化管内での溶解性の低下
- 小腸上皮細胞における膜透過性の低下
- 小腸上皮細胞における薬物代謝酵素の誘導
- 肝臓における薬物代謝酵素の阻害
- 肝臓における胆汁中排泄の促進

薬物の経口投与時におけるバイオアベイラビリティを増加させるのはどれか。1つ選べ。
解答
4
解説
バイオアベイラビリティ(BA)とは、投与した薬物に対する循環血中に移行した薬物の割合のことであり、肝臓における薬物代謝酵素の阻害が起こると、肝臓において初回通過効果を受けにくくなるため、BAが増加する。
1 誤
消化管内での薬物の溶解性が低下すると、消化管における薬物の吸収率が低下するため、BAは低下する。
2 誤
小腸上皮細胞における膜透過性が低下すると、消化管における薬物の吸収率が低下するため、BAは低下する。
3 誤
小腸上皮細胞における薬物代謝酵素が誘導されると、小腸における初回通過効果を受けやすくなるため、BAは低下する。
4 正
5 誤
肝臓における胆汁中排泄が促進されると、肝臓において初回通過効果を受けやすくなるため、BAは低下する。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 第100回 問46 […]