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第100回薬剤師国家試験 問47 薬物動態パラメータ

体内動態が線形1−コンパートメントモデルに従う薬物において、全身クリアランスと分布容積がともに2倍に上昇すると、消失半減期はどうなるか。1つ選べ。

  1. 4倍になる。
  2. 2倍になる。
  3. 変化しない。
  4. 1/2倍になる。
  5. 1/4倍になる。
解答・解説

解答
3

解説
線形1−コンパートメントモデルでは、全身クリアランスCLtotと分布容積Vdは以下の式で表される。
CLtot=ke・Vd  (ke:消失速度定数)
上記の式より、全身クリアランスと分布容積がともに2倍に上昇しても、消失速度定数keは変化しない。
また、線形1−コンパートメントモデルでは、消失半減期t1/2は以下の式で表される。

よって、上記の式より、線形1−コンパートメントモデルに従う薬物において、全身クリアランスと分布容積がともに2倍に上昇しても消失半減期t1/2は変化しない。

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