製剤化に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 乾式顆粒圧縮法は、水分や熱に対して不安定な薬物を錠剤化するのに適する。
- 糖衣コーティングは、フィルムコーティングと比較して工程に要する時間が短い。
- 滴下法による軟カプセル剤の製造では、薬物の充てんとカプセル被膜の形成が同時に行われる。
- 凍結乾燥法で注射剤を製造する場合、賦形剤を添加することはできない。
製剤化に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 正 4 誤 参考解答・解説
1、3
1 正
乾式顆粒圧縮法とは、製造工程で水を用いることなく、乾燥状態を維持し粒子を製する方法のことである。乾式顆粒圧縮法では、製造工程に水を用いないため、水や熱に不安定な薬物の錠剤化に適している。
糖衣コーティングは、白糖を主成分とするシロップを繰り返しコーティングして製するため、フィルムコーティングと比較して、工程に要する時間が長い。
軟カプセルの製造法である滴下法(二重ノズル法)では、内側のノズルより内容液、外側のノズルより被膜液を同時に排出し、薬物の充てんとカプセル被膜の形成を同時に行うことが可能である。
凍結乾燥法で注射剤を製造する場合、賦形剤を添加することができる。
・糖衣コーティングの工程
防水膜で被覆した後に、下掛け、中掛け、上掛け、ワックスによるつや出し
・フィルムコーティングの工程
高分子溶液の噴霧、乾燥
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