52歳女性。40歳時に気管支ぜん息と診断された。現在、処方1〜5の薬剤を服用しており、アドヒアランスは良好であるが、ぜん息発作で頻回に入院していた。今回、ぜん息発作のコントロール目的で入院となり、処方6が追加された。
問256(実務)
薬剤師が処方6の薬剤の投与量を監査するために確認すべき患者情報はどれか。2つ選べ。
- 体表面積
- 体重
- 投与前血清中総IgE濃度
- 投与前血清中IL-5濃度
- 投与前血中好酸球数
問257(薬理)
処方1〜6のいずれかの薬物の作用機序として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- トロンボキサン合成酵素を阻害することで、気管支平滑筋の収縮を抑制する。
- アデノシンA1受容体を遮断して、気管支平滑筋の収縮を抑制する。
- 2型ヘルパーT細胞(Th2細胞)におけるIL-5の産生を抑制することで、肺への好酸球浸潤を抑制する。
- IgEに結合して、IgEが肥満細胞膜上のIgE受容体に結合するのを阻害することで、炎症性メディエーターの産生を抑制する。
- IL-5に結合して、IL-5が好酸球の細胞膜上のIL-5受容体に結合するのを阻害することで、血中の好酸球数を減少させる。
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