非ホジキンリンパ腫の病態と治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 表在性リンパ節の腫脹が見られることはまれである。
- 病期が進行すると、発熱、盗汗、体重減少からなる全身症状を呈しやすい。
- Helicobacter pylori感染に関連する慢性胃炎を併発することが多い。
- 限局期の場合は、放射線療法単独で治療する。
- CHOP療法とリツキシマブの併用が有効である。
非ホジキンリンパ腫の病態と治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 誤 5 正解答・解説
2、5
1 誤
非ホジキンリンパ腫では、頚部、腋下などにリンパ節腫大が見られることが多い。
非ホジキンリンパ腫には、濾胞性リンパ腫、MALTリンパ腫、リンパ形質細胞性リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、末梢性T細胞リンパ腫などがあり、その中でもMALTリンパ腫では、Helicobacter pylori感染に関連する慢性胃炎を併発していることが多い。一方、MALTリンパ腫以外の非ホジキンリンパ腫では、Helicobacter pylori感染に関連する慢性胃炎を併発することは少ない。
限局期の場合でも、リンパ腫の悪性度に応じて、化学療法や放射線療法+化学療法により治療を行うことがある。
B細胞性非ホジキンリンパ腫の治療に、R−CHOP療法(リツキシマブ、シクロホスファミド水和物、ドキソルビシン塩酸塩、ビンクリスチン硫酸塩、プレドニゾロンの併用療法)が適用される。
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