重症筋無力症に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- アセチルコリンに対する自己抗体が産生される。
- 20代から40代の女性に好発する。
- 筋力低下に日内変動がある。
- 副腎皮質ステロイド薬による治療が行われる。
- 重症例では、呼吸筋麻痺を起こす。
重症筋無力症に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
解答 解説 2 正しい 3 正しい 4 正しい 5 正しい解答・解説
1
1 誤っている
重症筋無力症では、神経接合部のニコチン性アセチルコリン受容体に対する自己抗体(抗アセチルコリン受容体自己抗体)が産生される。
本症では、筋肉低下に日内変動がみられ、特に午後から夕方にかけて筋力低下が現れやすくなる。
本症の治療には、副腎皮質ステロイド、免疫抑制薬、コリンエンテラーゼ阻害薬が用いられる。
本症の重症例では、呼吸筋が障害されることにより、呼吸麻痺を起こすことがある。
なお、本症の症状としては、筋力低下による眼瞼下垂、嚥下困難、構音障害がみられることがある。
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