22歳女性。5日前、晴天の日に友人とハイキングに行った後、39〜40℃の発熱と関節痛が出現した。2日前より顔面に蝶形紅斑を認めた。医師により全身性エリテマトーデスを強く疑われた。この疾患に特徴的な症状及び臨床検査所見はどれか。2つ選べ。
- 末梢血好中球数が増加する。
- 関節の変形を示す。
- 日光過敏症状を示す。
- 抗dsDNA抗体が上昇する。
- 抗内因子抗体が上昇する。
22歳女性。5日前、晴天の日に友人とハイキングに行った後、39〜40℃の発熱と関節痛が出現した。2日前より顔面に蝶形紅斑を認めた。医師により全身性エリテマトーデスを強く疑われた。この疾患に特徴的な症状及び臨床検査所見はどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 正 4 正 5 誤解答・解説
3、4
全身エリテマトーデス(SLE:systemic lupus erythematosus)は、自己抗体が産生されることにより全身の臓器に炎症を生じる自己免疫疾患である。
1 誤
SLEでは、赤血球、白血球、血小板の減少(汎血球減少)がみられるため、末梢血好中球数が減少する。
SLEでは、関節の変形を伴わない多発性関節炎や関節痛がみられることがある。
SLEでは、日光過敏症状がみられることがある。
SLEでは、dsDNA(double stand DNA:抗二本鎖DNA)抗体が上昇する。
SLEでは、抗内因子抗体は上昇しない。なお、抗内因子抗体が上昇するのは、悪性貧血に罹患した場合である。
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[…] 第100回 問190 […]