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用量と作用

こんにちは。本講義では「用量と作用の強さの関係」について学んでいきましょう。
薬は「飲めば効く」わけではなく、「どのくらい飲むか」によってその効果も毒性も大きく変わります。

1. 用量の分類:薬の“効き始め”と“危険ライン”

薬の効果や毒性は、用量に応じて次のように分類されます。

用量の名称 説明
無効量 効果を示さない量(または特定の作用を示さない量)
有効量 治療効果が現れる量
常用量 標準的に用いられる有効量
中毒量 有害作用が現れ始める量
致死量 死に至る量

2. ED₅₀とLD₅₀とは?〜薬の安全性を考える基礎指標〜

● ED₅₀(50%有効量)とは?

動物実験などで、被験体の50%に治療効果が現れる用量を指します。
英語では “Effective Dose 50%” と表記されます。

● LD₅₀(50%致死量)とは?

一方、被験体の50%が死亡する用量を「LD₅₀」と呼びます(Lethal Dose 50%)。

3. 安全域(Therapeutic Index)〜その薬、本当に“安全”?〜

ED₅₀とLD₅₀を用いて、安全性を示す指標が「安全域」です。

● 安全域の計算式

 LD₅₀ ÷ ED₅₀

この値が大きいほど、致死量と有効量の差が広く、安全性が高いことを意味します。

例:ED₅₀ = 10mg、LD₅₀ = 1000mg の薬は、安全域 = 100。かなり安全。

一方で、ED₅₀とLD₅₀が近ければ近いほど、用量ミスによるリスクが高くなります。

4. 薬の効力を示す指標:pD₂ と EC₅₀

EC₅₀(半最大効果濃度)とは?

薬の反応の最大値に対して、50%の反応を引き起こす濃度を意味します。
この値が小さいほど、少ない濃度で効果が出る → 効力が強い薬といえます。

pD₂とは?

 pD₂ = −log(EC₅₀)
この式により、pD₂が大きい薬は、効力が高いことになります。

5. 図で理解する:用量反応曲線と安全性

■ 図1:用量と反応の関係(ED₅₀とLD₅₀の位置関係)

  • 青いカーブ:治療効果(有効量の範囲)

  • 赤いカーブ:毒性(致死量の範囲)

まとめ:薬は「効き目」と「リスク」のバランス

薬の評価において重要なのは、「効くかどうか」だけではありません。
どのくらいの量で効くのか」「その量はどれくらい危険なのか」までを見て、はじめて安全で適切な使用が可能になります。

これらの用語や考え方は、薬理学だけでなく臨床でも重要な基礎知識となりますので、ぜひしっかり理解しておきましょう。

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