HOME > 第99回薬剤師国家試験 > 第99回薬剤師国家試験 第99回薬剤師国家試験 問49 2020年4月11日 第99回薬剤師国家試験 問49 懸濁性注射剤にせん断応力を与えて、等温下で静置するとき、粘度が徐々に回復する現象を何というか。1つ選べ。 1 ニュートン流動 2 塑性流動 3 クリーミング 4 ダイラタンシー 5 チキソトロピー 解答・解説 解答 5 解説 懸濁性注射剤にせん断応力を与えて、等温下で静置するとき、粘度が徐々に回復する現象をチキソトロピーという。 1 誤 ニュートン流動とは、降伏値をもたず、せん断応力及びせん断速度が増加しても、粘度が変化しない流動のことである。 2 誤 塑性流動とは、ある一定のせん断応力(降伏値)までは流動せず、その値を超えたらニュートン流動のようにせん断応力及びせん断速度が増加しても、粘度が変化しない流動のことである。 3 誤 クリーミングとは、乳剤を放置すると、内相(分散層)粒子が沈降または浮上する現象のことである。 4 誤 ダイラタンシーとは、せん断応力及びせん断速度が増加すると、それに伴って、粘度が次第に大きくなる現象のことである。 5 正 Twitter Share Pocket Hatena LINE コピーする -第99回薬剤師国家試験