懸濁性注射剤にせん断応力を与えて、等温下で静置するとき、粘度が徐々に回復する現象を何というか。1つ選べ。
- ニュートン流動
- 塑性流動
- クリーミング
- ダイラタンシー
- チキソトロピー

懸濁性注射剤にせん断応力を与えて、等温下で静置するとき、粘度が徐々に回復する現象を何というか。1つ選べ。
解答
5
解説
懸濁性注射剤にせん断応力を与えて、等温下で静置するとき、粘度が徐々に回復する現象をチキソトロピーという。
1 誤
ニュートン流動とは、降伏値をもたず、せん断応力及びせん断速度が増加しても、粘度が変化しない流動のことである。
2 誤
塑性流動とは、ある一定のせん断応力(降伏値)までは流動せず、その値を超えたらニュートン流動のようにせん断応力及びせん断速度が増加しても、粘度が変化しない流動のことである。
3 誤
クリーミングとは、乳剤を放置すると、内相(分散層)粒子が沈降または浮上する現象のことである。
4 誤
ダイラタンシーとは、せん断応力及びせん断速度が増加すると、それに伴って、粘度が次第に大きくなる現象のことである。
5 正
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[…] 第99回 問49 […]