10歳女児。2日前から発熱(体温38.5℃)が続き、下痢および嘔吐のため小児科を受診した。血圧低下、頻脈などの所見はみられなかった。この患児に輸液剤を投与する場合、細胞外液と細胞内液の両方の補給が可能な開始液(1号液)の組成として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
10歳女児。2日前から発熱(体温38.5℃)が続き、下痢および嘔吐のため小児科を受診した。血圧低下、頻脈などの所見はみられなかった。この患児に輸液剤を投与する場合、細胞外液と細胞内液の両方の補給が可能な開始液(1号液)の組成として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 誤 5 誤解答・解説
2
1 誤
Na+、Cl-を共に154(mEq/L)含有していることから生理食塩液である。
K+を含まず、Na+、Cl-を生理食塩液の1/2〜2/3程度含有していることから開始液(1号液)である。
K+を含み、Na+、Cl-を生理食塩液の1/4程度含有していることから維持液(3号液)である。
K+を含まず、Na+、Cl-を生理食塩液の1/5程度含有していることから術後回復液(4号液)である。
ブドウ糖を5%含有していることから、5%ブドウ糖注射液である。
コメント
コメント一覧 (2件)
誤)K+を含まず、Na+、Cl-を生理食塩水の1/2〜2/3程度含有
正)K+を含まず、Na+、Cl-を生理食塩液の1/2〜2/3程度含有
[…] 第99回 問337 […]