56歳男性。身長165 cm、体重63 kg。直腸がんと診断され、フルオロウラシル・ホリナートカルシウム・イリノテカン塩酸塩水和物療法(FOLFIRI)とセツキシマブ(遺伝子組換え)製剤との併用療法が開始された。
問222 (実務)
上記併用療法における医薬品の使用に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- フルオロウラシルは、急速静注後、持続静注する。
- ホリナートカルシウムは、フルオロウラシルの副作用を抑制する目的で投与する。
- イリノテカン塩酸塩水和物は、フルオロウラシル投与後に点滴静注する。
- セツキシマブは、KRAS遺伝子変異の有無を考慮した上で使用する。
[su_spoiler title=”解答・解説”]
解答
1、4
解説
1 正
FOLFIRI療法の手順を以下に示す。
手順1:ホリナートカルシウム、イリノテカンを2時間かけて点滴静注
手順2:フルオロウラシルを急速静注
手順3:フルオロウラシルを46時間かけて点滴持続静注
2 誤
ホリナートカルシウムは、フルオロウラシルの作用を増強する目的で投与する。
3 誤
解説1参照。
4 正
セツキシマブは、抗ヒトEGFRモノクローナル抗体であり、KRAS遺伝子の変異が認められる場合、効果が低下するとの報告がある。そのため、本剤はKRAS遺伝子変異の有無を考慮した上で使用する。
[/su_spoiler]
問223 (物理・化学・生物)
図は、動物細胞の構造を模式的に表したものである。セツキシマブの標的分子である上皮増殖因子受容体(EGFR)の細胞における局在について、正しい場所を示しているのはどれか。1つ選べ。

[su_spoiler title=”解答・解説”]
解答
5
解説
上皮増殖因子受容体(EGFR)は、細胞膜に存在するチロシンキナーゼ型受容体である。
[/su_spoiler]






コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 第99回 問222〜223 […]