高カロリー輸液を無菌的に混合調製することになった。クリーンベンチの作業環境と機器の管理に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- JIS規格クラス5(米国航空宇宙局規格のクラス100に相当)の性能のものを用いることが望ましい。
- HEPAフィルターでろ過された空気により装置内が陰圧に保たれている。
- 汚染の機会減少のため、通風の開始と同時に混合調製を開始する。
- 終業時の作業面の清拭は、原則として上から下へ、奥から手前へ行う。
- 混合調製は、清浄な環境を確保するため、殺菌灯を点灯したまま行う。
高カロリー輸液を無菌的に混合調製することになった。クリーンベンチの作業環境と機器の管理に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 誤 4 正 5 誤解答・解説
1、4
1 正
高カロリー輸液を無菌的に混合調製するためには、JIS規格クラス5(米国航空宇宙局規格のクラス100に相当)の性能のクリーンベンチを用いることが望ましい。
HEPAフィルターでろ過された空気によりクリーンベンチ内は陽圧に保たれており、装置の中から外に空気が流れるようになっている。
ベンチ内の空気を入れ替えるために、高カロリー輸液を調製する15分以上前から通風する必要がある。
作業終了後、ベンチ内の清拭は、原則として上から下へ、奥から手前へ行う。
清浄な環境を確保するために混合調製を行う前まで殺菌灯を点灯しておく必要がある。混合調製を行う際、殺菌灯を点灯しておくと、医薬品の品質が低下したり、調製者が殺菌灯に暴露するため、殺菌灯を消灯した状態で混合調製を行う。
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