薬物治療の効果判定の統計処理に用いられるTukey法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- すべての群の同時対比較を行う検定方法である。
- 1つの対照群と2つ以上の処理群を比較検定する方法である。
- 分散が等しくないデータの比較検定に適している。
- 正規分布に従わないデータの比較検定に適している。
- パラメトリックなデータの比較検定に適している。
薬物治療の効果判定の統計処理に用いられるTukey法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 誤 4 誤 5 正解答・解説
1、5
1 正
本法は、多群を比較する際、すべてのペアにおける比較(同時対比較)を行えるようにした方法である。例えば、A、B、Cの3群を比較する場合、A−B、A−C、B−Cのようにすべてのペア比較を行えるようにした方法である。
1つの対照群と2つ以上の処理群を比較検定する方法は、Dunnett法である。Dunnett法は、多群の1つの群を基準として、その他の群とのペア比較を行えるようにした方法である。例えば、A、B、Cを比較する場合、Aを基準としてA−B、A−Cの比較を行えるようにした方法である。
本法は、等分散性、正規性を示すデータ(パラメトリックなデータ)の比較検定に用いられる。
解説3参照
解説3参照
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[…] 第98回 問192 […]